末期がんの緩和ケア ご家族のための「在宅緩和ケア」「食事」「自宅での医療」の知識【神奈川県川崎市幸区の在宅緩和ケアクリニック】

お茶・コーヒー類について

脱水予防のためにお茶類からの水分補給は欠かせません。

食事時に飲むのはもちろん、食事と食事の間にもこまめに飲む必要があります。

お茶類といえども様々な種類がありますが、おすすめなのは麦茶やノンカフェインのブレンド茶類です。

コーヒーや紅茶、緑茶にはカフェインが含まれているため、胃にダメージを与えることがあります。とくに玉露はカフェインが多いので注意が必要です。

カフェインは、健康な人なら気持ちがしゃきっとするような覚醒作用があるので、飲むタイミングを間違えると安眠を妨げてしまいます。睡眠は体力や心の気力の回復に欠かせないので、熟睡をするためにはカフェインが含まれている飲料は避けておきましょう。

コーヒーに含まれているポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には、抗がん効果があると言われていますが、研究途上なので、無理をして飲む必要はありません。コーヒー好きで味を楽しみたい人には、コーヒーゼリーがおすすめです。

また、トクホ(特定保健用食品)のお茶も、カテキンが多い商品は胃を刺激する場合があるので避けておきます。

ハーブティーもカフェインがなく、風味にバラエティーがあるので、お茶類に飽きたときに取り入れても良いでしょう。

お茶類はコップに入っているのを一気に飲むのでなく、体調に合わせて、何度かに小分けにして飲むのがコツです。

飲むとむせてしまって辛い場合は、寒天で固めてゼリーにしたり、とろみをつけて食べるようにします。ゼリー状などにしても、しっかりと「ごっくん」と飲み下すことが重要です。常温でまぜるだけでゼリー状に固まる寒天や、とろみ調整品などが市販されており、介護食を取り扱う場所で販売されているので利用してみましょう。

がんに効果があるとして出回っているお茶類には、煎じて飲むなどして漢方薬のようなイメージを与えているものもあります。しかし、

お茶類で医学的にガンに効果があると認められたものはありません。あくまで水分補給としてのお茶がすすめられているので、特別な珍しいお茶をわざわざ取り寄せて飲む必要はないのです。