末期がんの緩和ケア ご家族のための「在宅緩和ケア」「食事」「自宅での医療」の知識【神奈川県川崎市幸区の在宅緩和ケアクリニック】

相手を不快にする行動

これは同業者にですが、相手を不快にする行動――腕組みをしたり、のけぞったり、えらそうに診察室にいたらダメだと言いたいです。

そういうドクターたちに、あまり高圧的にえらそうにしないで下さい、という教育システムを作るのが私の夢です。

まず陰口は一切言わない。

たとえば、ブログに”病院でこんな嫌な思いをしました”というメッセージが来ました。

患者さんがお話の後出て、ドアが閉まった瞬間に「いつもうるさいよねあの人」という声が外に聞こえてきた。

という事に悩んでいると。

そういうドクターの姿勢はスタッフも見ています。

どんな業種もそうだと思うのですが、お客さんに対して一生懸命サービスをして、お客さんが帰った後に悪口を言ったりするのはその立場というか仮面というものを脱いでしまっている。

やはり自分の人生の中で交流のあった方、患者さんにしてもお客さんにしても、その方に対する態度というのは、変わらないようにと自分は心がけています。

スタッフたちもこの先生は裏表無いなと感じ取ってもらえるし、それが仲間との信頼にもなっていきます。

どの業種でもそうだと思いますので、一切陰口を言わない。

あとはあの人は女性には優しいけれども男性には、というような不平等、異性に対して態度を変えるというのも、仲間からの信頼を失ってしまう。

そうするとコミュニケーション不足になって、仲間とのチーム力が減り、チームが上手く働かなくなってしまうので、こういうことは注意しています。

先ほどの相手のトーンに合わせるというのもそうなんですけれども、静かにしたい方は静かにお話をする。

つい沈黙になるとですね、こっちがドンドンお話をしていかなければいけないと思ってしゃべってしまいますが、かえって気まずくなったりするので、相手がちょっと考え始めたなと思ったら、一緒に静かに考える。

相手の悩みを聞いているときは、自分がその方の立場に立ったらどういう風に考えるかな、ということで、間を大事にする。

沈黙を怖がらないというのもコミュニケーションの大切なことです。

コミュニケーションとは相手に言葉を使って伝えるということではなく、同じ感情を共有する、同じ価値観に近づけていくという風に思います。

こう見えて内気で恥ずかしがり屋なんです、私は。

何か皆さんのお役に立てたらなということで、いろんな方の協力を得ながらいろんなところでセミナーをしたり、参加したセミナーや学会でドンドン発言や質問をするようにしていますが。

皆さんはあまりそれに対して知識がないから質問できない、発言できないと考えることがあるかもしれませんが、知識や経験にとらわれることなく、発言すべきところで発言するということが大事です。

なぜかと言いますと、発言して恥ずかしい思いをするかもしれませんが、自分の立場での考え方をあらわす事によって、上司や他の仲間がどんなふうに考えているかを引き出すことができる。

黙っていては相手の本音や価値観を引き出せない。

一方、いろんな知識の習得には貪欲にはなっていきたいなと思います。

ですからセミナーにこうやって来てくださる皆さんはすごいな、と思っています。