末期がんの緩和ケア ご家族のための「在宅緩和ケア」「自宅での医療」の知識【神奈川県川崎市幸区の在宅緩和ケアクリニック】

あなたの人生を輝かせる10の秘密

人生を輝かせるということが何より大切です。

病気には必ずなると私は思っています。日本人は二人に一人ががんになります、という事をよく言われていますし、うちの病院も救急病院ですから、例えば脳梗塞とか脳出血の方とかが毎日運び込まれてきますし、心筋梗塞の方も運び込まれてきます。いつでも病気に蝕まれるかもしれないということを、常に心の中で準備はしておかなければいけないと思います。

いろんなことを輝いていくためにどうしたらいいのかという事を毎日考えていく。

誰かに決めてもらうとかではなく、人生の中でできるだけ自分で決断していく。あらゆることを「あの人が言っていたからそうしました」と言っていますと、必ず被害者意識が生まれますので、「あの人はこういうけれども、自分はこう思った」、ということを決断していって欲しいです。

そして後悔しない選択肢を選ぶ。「あの人たちが行くというから、一緒に行ったわ」というと、これもまた被害者意識になるので、自分で後悔しないようにしていきたいと思います。

いろんな人生の選択肢がありますが、大きく、二つに絞っていけば、判断はしやすいと思います。

イエスノーで答えられるところまで自分の選択肢を分けていく。その時に、自分の夢は何だったんだろうか、その夢に向かっていくにはどうしたらいいんだろうか?今、自分はこういう病気になったけれども、その夢をかなえる為に必要なものは何なんだろうか?というところまで絞っていて、更に、今やるやら無いというところまで絞っていけば、上手に選んでいけるのではないかと思います。

またスキマ時間を利用して、文章を書いて、自分の思いをいつも蓄積していく。自分は、本当はどんなことを考えていたのかな、というのを、本を読んだり、いろいろな思いを書き綴ったりして、自分の夢を思い出していく。

自分が好きな人、自分が好きなことを中心に人生を考えて見つめなおしていって、あの人に会いたいから今日はあそこに行こうとか、好きな人と行動しようとか。そういう人生を一緒に歩いていく仲間を見つけていきたいなということを。

後は病気になったときに、発言力ですね。患者力をつける。そのためにはいろいろな勇気を持つということが必要だと思います。

私はよく「突撃となりの乳がん検診」とか心の中で言いながら、新規に開業される先生がいたら、その日に乗り込んでいったりとか。いろんなところでどういうのがいいのかなと。

この前は、クイーンズメディカルセンターという、ハワイでNo1ホスピタルに、かるく突撃というか、英語とか話せませんが、話せる振りをしてメールを出したりして。自然の環境の中で広々とした、こういう中でスーツを着ていても浮いてしまうのですが、このスタイルで行って受付で話を聞いたり。

例えばこれを教授とかにお願いして、じゃあ、クイーンズメディカルセンターで一ヶ月研修ね、とかいうと全く扱いは違うと思うのですが、そういうのに甘えずに自分ひとりで行ったらどうなるのかな?と思って。英語が話せるよというフリをしていくと、いろんなことが叶うんだな、と。

私のやりたいことは何かな?と。日本で検診率が低いのはなぜかな?というのを確認する為に現場を見に行く。

アメリカは80%の乳がん検診率ですので、なにか環境が違うのではないか。こういう綺麗な受付とか。待合室とかも全然違ってですね。これはやはりホスピタリティというか、こういうのがとても大事だなと思っています。

いろんなことを思い立ったら突撃して、自分の夢をかなえるにはどうしたらいいかという事を考えて行きたいです。