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パニックは連鎖します。

メディ在宅クリニック院長 髙橋 保正です。

「今すぐ救急車を呼んでください」「早く病院へ連れて行ってください」

ご家族さまがパニックになって、大きな声で叫んでいます。

お部屋では患者さまが取り乱し、娘さまも泣き叫んでいます。

末期がんという病状を受け入れられないと、みんなが不幸になります。

それはあきらめの気持ちとは違います。

冷静に病気を受け入れて、落ち着いて解決策を見つけることが大切なのです。

治療により、がんの進行に歯止めをかけられる段階から、治療の効果がみられない段階へ。

そんな中で紹介され開始した在宅緩和ケア。

患者さまも、なかなか病状を受け入れられないことはたくさんあります。

どんなに言葉を尽くして、丁寧にご説明を行なっても、受け入れ方は人それぞれ。

病気の進行を受け止められず、保険の効かない民間療法に突入してしまう患者さま。

あちらこちらの病院で治療方法がないと言われ、精神的に激しく落ち込んでいる患者さま。

いろいろな方がいらっしゃいます。

どんな状況であっても、私たちは心のケア、お身体のケアを含めて、対応させていただきます。

でもある日、急に修羅場は訪れます。

「 痛がってます。苦しんでます。来るのにどれくらい時間がかかるんですか。それなら救急車を呼びます。すぐに来てください」

病状を受け止められず、「緩和ケアなんて必要ない」「訪問診療、訪問看護なんて必要ない」とおっしゃる方ほど、いざというときにパニックになります。

パニックは連鎖します。

ご本人さまが取り乱すと、ご家族さまが取り乱し、その雰囲気に呑まれると、医療者もパニックになってしまいます。

私たちはどのような状況でも冷静に状態を分析して、何が答えなのか一瞬で判断しなければいけません。

「 痛みがおつらければ、お薬を準備して今すぐご自宅で痛みの緩和ができます。まずはお注射をしてみませんか?」

私たちがご自宅で治療を開始すれば、病院に入院しなくても、症状が落ち着くことを体感されると皆さまは在宅医療を受け入れてくださいます。

でも、私たちの言葉が一切お耳に入らないこともたくさんあります。

「いいです。病院に行くからいいです。何もしなくていいです。救急車を呼びます」

一方的に救急車を呼ばれる場合もあります。

その時には、病院の皆様には大変申し訳ございませんが、ご家族さまが納得されるように救急車を呼んでいただき、搬送先が決まったら直ちにご自宅でのご様子、情報提供書を作成して病院にFaxいたします。

場合によっては当直の先生と直接お電話でやり取りして、経緯をお伝えいたします。

搬送先の病院に直接、私が訪問して先生と打ち合わせすることもあります。

今はどこの病院も満床です。緊急入院できることの方が少ないです。

そのような状況を患者さま、ご家族さまに体感していただき、ご理解いただいたうえで、再度ご自宅に戻っていただき、在宅緩和ケアを再開いたします。

すべては患者さま、ご家族さまが納得されることが大切だと考えておりますので、救急搬送もやむを得ないことがあります。

ご家族さまもご本人さまも、何度も何度も、試行錯誤を繰り返して、徐々に徐々にお気持ちを落ち着けていくことが、緩和ケアの大切なポイントです。

「お家で待っていれば、すべて解決してくれるんだ」と、そう思ってくださるまで、私たちは丁寧に繰り返し繰り返し、訪問してお気持ちを確認して、症状を和らげていきます。

ご本人さま、ご家族さまのつらいお気持ち。

すべてを解決に導いて差し上げたい。

そう思って行動しています。

でも私たちの力が及ばす、「もう来なくていいです」と患者さま、ご家族さまの方から、私たちの手を離されることはあります。

しかし、私たちの方から患者さまの手を離すことは絶対にありません。

お断りいただいてから数日後、「来なくていいって言ったけど、やっぱりつらいから、来ていただけますか?」

と、お声がけいただき、訪問を再開することもあります。

あらゆるご希望にお応えしていきたいと思っています。

パニックはパニックを呼びます。

私たち医療者、介護者はどんなときも、慌てず、パニックにならず、大きな心で、患者さま、ご家族さまを包み込んで差し上げましょうね。

余裕の笑顔で。


病院医師・看護師・連携室職員のみなさまからよくある質問にお答えします。

ネットを見てお電話しました。妻が膵臓がんです。腹膜転移で腹水があります。CARTも対応できますか?栄養の補給はできますか?

ご相談どうもありがとうございます。

院長からのお返事です。

膵臓がん、腹膜播種、腹水ありとのことですね。

基本的には、利尿剤やステロイドを使用して、がん細胞が全身をまわる状態である癌性悪液質(がんせいあくえきしつ)を改善させることがとても大切です。

CART(Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)とは、腹
水濾過濃縮再静注法の略です。

腹水を抜いて、その腹水を透析の器械にかけて、アルブミンを抽出して身体へ注射する方法です。

これは月2回入院して行なうことが、保険で認められています。

しかしながら論文的にも、どれくらいの有意義な効果があるかはまだ研究段階です。

CARTをしなくても、ご自宅ではエコーを用いて腹水を抜いて、血液製剤であるアルブミンを点滴することで治療としては同等と判断しております。

しかしながらアルブミンの使用量も、ひと月のなかで制限があります。

栄養に関しては必要な時に必要なだけ、ご自宅でも点滴を行ないますが水分やカロリーを投与することで、腹水が増えてがんが元気に増殖することにもつながる可能性がございます。

従いまして、点滴についてもその必要性を、医師が判断します。

いずれにしてもご相談のお答えを、想像でお話するのには限界がございます。

今後、病院の先生からもお手紙をいただいて、具体的にご訪問日を決めてまいります。

安心して私たちにお任せくださいませ。

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ワンポイントスキルアップ講座


PowerPointスライドショーの操作方法

会議などの場面でプレゼンテーションを行う際、PowerPointのスライドショー機能を使用することでスライドを1枚ずつ全画面に表示したり、アニメーションを再生することが可能です。

【プレゼンするスライドを作成する】
まずはプレゼンに必要なスライドを作成します。

【スライドショーの開始】
1番最初のスライドからスライドショーを開始するためには
「スライドショー」のタブ>「スライドショーの開始」にある「最初から」をクリックします。
現在選択しているスライドから始める場合は、「現在のスライドから」をクリックします。

ショートカットキー
最初から開始:「F5」  現在のスライドから:「Shift」+「F5」

スライドショーを終了する場合は、キーボードの「Escキー」を押します。

【スライドショー中の操作方法】
次のスライド:左クリックまたはキーボードの「Enter」「↓」「→」「PageDown」
前のスライド:「Backspace」「↑」「←」「PageUp」
アニメーションが設定されているスライドの場合、スライドが切り替わる前にアニメーションが再生されます。

【スライドショーを終了する】
右クリック>「スライドショーの終了」をクリックで終了することができます。
ショートカットキー:「Esc」

【自動でスライドショーを再生する】
手動でページをめくらずに、自動でスライドを切り替えることもできます。
1.「スライドショー」タブ>「スライドショーの設定」をクリックします。

2.「種類」>「自動プレゼンテーション(フルスクリーン表示)」にチェックを入れます。
チェックを入れることでオプションメニューにある「Escキーが押されるまで繰り返す」が設定されます。設定後、「OK」をクリックします。

【任意の時間を設定する】
画面切り替えタブにある「自動的に切り替え」で任意の時間を入力し、「すべてに適応」をクリックします。各スライドごとに異なる切り替え時間を設定したい場合は、スライドごとに時間を設定してください。

メディちゃんの「やわらか頭体操」




クイズ制作 かみふじこうじ

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