
メディ在宅クリニック 院長 髙橋 保正です。
先日、当院の実績を発表する機会をいただきました。
在宅緩和ケアに対する概念をひっくり返す内容に、ご出席の皆さまは驚いてくださいました。
「お家でゆったりのんびり過ごしましょうね」
患者さま、ご家族さまに私たちはそうお伝えいたします。
しかし水面下では、介護を担当してくださる仲間たちに迅速に集まっていただき、綿密な打ち合わせを行ない、ベッドやマットレス、お風呂の手配、24時間体制のヘルパーさんのご依頼など迅速に退院の準備を整えます。
医療面では24時間体制の中心静脈点滴の準備や、麻薬のシリンジポンプの手配、ドレーンの間欠吸引の器械の準備などを迅速に行ないます。
今日退院でも対応できるスピード感が大事です。
優雅に泳ぐ白鳥は水面下でバタバタと一生懸命泳いでいます。
患者さまは優雅に。
私たちは馬車馬のように働きます。
新しい患者さまの在宅緩和ケアが始まると、状態に応じて1日3~4回の訪問を行なうこともあります。
介護の皆さまの訪問と併せると1日に7回、8回、9回と訪問を行なうこともあります。
患者さまからいただく医療費や介護費用には上限がきちんとありますので、皆さまには「私たちが何回伺っても金銭面でのご負担は変わらないので大丈夫です」とお伝えしています。
患者さまのご不安は、病気に関する突発的な出来事も一因ですが、金銭面でのご負担も要因となります。
あらゆるご不安を解決しないと、在宅緩和ケアは成立しません。
何を不安に思っているのか。ご本人さまも気づいていない不安を見つけ出して、先回りして必要な情報をお伝えすることが何よりも大事です。
あなたの目の前の患者さまは浮かない顔をしていませんか?
あなたに対して強い口調で責め立てることはありませんか?
きっと心のどこかに気になる事があるはずなのです。
それを見つけ出すのは、あなたにしかできないこと。
そこに気づいてさしあげることが、とっても大事です。
年末年始の9日間でお見送りをさせていただいた患者さまは9人。
皆さまの穏やかな優しいお顔はずっと忘れません。
患者さまお一人お一人を大切にすることの大切さを皆さまから教えていただいています。
また今日もたくさんの患者さまがあなたを待っています。
あなたの最高の笑顔で患者さまの心を救ってさしあげてくださいね。
患者さまは白鳥。
今から救急車を呼んだほうが良いですか、それともメディさんに相談しても良いですか?
ご相談どうもありがとうございます。
患者さまが突然通院できなくなった時には、お電話をいただければ、当院医師、看護師が患者さまのご自宅に迅速に伺います。
体調の確認や病状について診察を行ない、病院の先生、看護師さまとご相談しながら治療や検査を進めていきます。
必要時には救急車を私達がお呼びして、病院へ搬送する場合もございます。
しかし多くの場合は、当院にて訪問診療、訪問看護を行い、点滴や痛みのコントロール、抗がん剤の副作用対策など、症状を解決するお手伝いをしていきます。
病院の先生とリアルタイムの相談をしながら、ご指示の通りに治療を行なうことが可能です。
外来通院が再び可能となれば、通院も予約させていただきます。
同時に訪問診療、訪問看護による24時間体制の体調管理を併用していくことが可能です。
現在、転移があって痛みのコントロールをしながら抗がん剤治療を行なっている患者さまがいらっしゃるのならば、まずはお気軽に私たちにお声がけくださいませ。
病院へ通院して外来抗がん剤治療を行ないながら、ご自宅では24時間体制の在宅緩和ケアを同時に準備し、通院困難となったらスムーズに在宅緩和ケアに移行していくことが、患者さま・ご家族さまの安心につながります。
病院の先生、看護師さま、連携室の皆さま、どうぞご遠慮なくご相談くださいませ。
責任を持って担当させていただきます。
安心して私たちにお任せくださいませ。
身近な法律豆知識
やってはいけない!高速道路での違反行為とは?
近年、「あおり運転」や「高速道路で逆走」というニュースを目にすることが増えています。
逆走行為はもちろん危険な行為ですし、当然、違法であることを知っている人は多いでしょう。
しかし、高速道路でのさまざまな違法行為については、「じつはよく知らない」、「自動車教習所で勉強したが覚えていない」という人もいるかもしれません。
そこで今回は、高速道路でやってはいけない違法行為を「道路交通法」からピックアップして解説します。
警視庁が公表している「交通事故の発生状況」によると、2019年中の交通事故発生件数は約43万件。
高速道路における交通事故発生件数は7,934件で、負傷者数は1万3,673人、死者数は173人となっており、いずれも減少傾向にはありますが、高速道路での事故や違反行為は後を絶たない状況です。
では、具体的にどのような違反行為があり、どのような罰則があるのでしょうか。
詳しくはこちら(出典:マイ法務)