メディ在宅クリニック 院長 髙橋 保正です。
喉を大切にしなくてはいけない季節ですね。
子供のころから風邪の季節は手洗い、うがいが大切と教わってきました。
今もそれは変わりません。
医療者介護者は特に手洗い、うがいが必要です。
休日診療所を担当すると、溶連菌が流行ってきた、インフルエンザが始まった、などなど世の中の流れがよくわかります。
先日は溶連菌が多くみられました。
子供たちといえば、もうすぐ七五三ですね。
小さい子供たちが神社でお参りをして、そのあとレストランでお食事。
ステキです。
外来でママたちのお話を聞いていると、皆さま次のように悩んでいらっしゃいます。
「うちの子は落ち着きがないんです。言うことも聞かないし」
何でも言うことを聞いて静かな子よりも、落ち着きがない子のほうが子供らしいと私は思います。
感性の赴くままに動くことは大事だったりします。
そんな私はというと、小さいころは何でも人の言うことを聞いて大人しく、とっても良い子でした。
それが今は、自分の信じる道を突き進み、人に止められてもまっしぐらな大人になってしまいました。
昔、抑え込んでいたものが爆発している感じです。
多くの人が自分を抑えて毎日頑張っています。
もちろん理性を保つことは人として当然です。
ただし夢の実現のためには自分を信じてまっしぐらに突き進む力も必要です。
人の言うことを聞いて理解しながら、その意味を考えたうえで自分なりの解釈で動くことが大事です。
「在宅緩和ケアを始めたい。24時間を患者さまに捧げたい」
当初そんな私の無謀な考えを、多くの皆さまがなだめてくださいました。
「自分の身体が一番。一人では身がもたない。考え直してみたほうがいい」
でも走り出した私の心の鼓動は止まりません。
自分のやりたいこと、自分が成し遂げたいこと、心が躍ること、たとえつらいことでも乗り越える自信を持つこと。
それが大事。
常に自問自答し、ゆるぎない自信があれば走り出せばよいのです。
自分の思いや考えを上司に伝えて、自分に出来ることを提案する。
人に求めるだけでなく、自分が何を提供できるのかを考えて行動する。
欲しがってばかりではいけません。
自分の力で人を幸せにできる方法を見つけて、行動することが大事です。
無理する必要はありません。
本を読んで勉強したり、研修を受けて手技を磨いたり、知識や主義を向上させることが、患者さまの幸せにつながります。
あなたに出来ること、そして心躍ることを今すぐに始めよう。
今のあなたの環境で出来る最大限を、あなたが患者さまに提供するのです。
誰に何を言われても構わない。
あなただから出来ることをひとつづつ形にしていきましょう。
病院医師・看護師・連携室職員のみなさまからよくある質問にお答えします。
おうちで最期を迎えるのは大変ですか?
とても多くいただくご相談です。
答えは、「上手に私たちに甘えてくだされば大変ではありません」。
病院で末期がんと診断され、ご本人さまがご自宅での生活をご希望されたなら、私たちが飛んでいきます。
入院中の患者さまの場合には、病院で行っている治療をそのまま引き継いでご自宅で担当させていただきます。
外来通院中の患者さまで通院が困難となった患者さまの場合には、ただちにご自宅へ訪問して解決策を見つけて対応させていただきます。
ご自宅で、ご自分のペースでお好きなように過ごしていただけるよう、私たちが24時間体制で穏やかな暮らしをお約束いたします。
私たちは1日でも長く笑顔でお過ごしいただけるように、あらゆる可能性を追求いたします。
がんの患者さまの場合には、今朝まで元気でお食事を食べられていても、その日の夜、命を落とされる方もたくさんいらっしゃいます。
だからといって、一日一日をふさぎ込んで涙を流しながら過ごす必要はないのです。
「生きる」ことに重点を置いた治療を私たちは行ってまいります。
動けなくなってしまっても、介護の仲間とともに1日に5回、6回、7回と訪問して安全確認を行います。
お一人暮らしでも大丈夫。
ご家族さまが頑張りすぎなくても大丈夫です。
究極は、ご自宅が病院の特別個室であるかのように、ゆったりとお過ごしいただけるように手厚い対応をして参ります。
ご家族さまは一切介護をなさらずに、すべてをプロにお任せいただくことができます。
「介護が大変だった」
「二度と自宅介護はしたくない」
そんな思い出を残す必要はないのです。
ご家族さまは患者さまに寄り添いながらもご自身の生活を大切にして、みなさんでのんびりと過ごしていただくのが私たちの考える在宅医療です。
どうか歯を食いしばらずに、のんびりと在宅医療をスタートしましょう。
お気軽に私たちにご相談くださいね。
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知らないと大変!身近な法律豆知識
相続トラブルを防ぐ!公正証書遺言のメリットとは?
以前は、「生きているうちに遺言書を作るなんて縁起が悪い」と考える人も多くいました。
しかし、時代が変わり価値観が多様化してきたことで、近年では生きているうちに遺言書を遺しておこうという人が増えています。
今回は、遺言書の種類やメリットなどについて解説します。
2014年、遺言公正証書の年間作成件数が初めて10万件を突破しました。
2018年には更に1万件増えて11万件以上となっています。
遺言公正証書は公証人の助言を受けて作られるもので、遺産相続を巡るトラブルを防ぐ効果があります。
相続=争族といわれるように、兄弟や親族間で骨肉の争いになることもあるのが相続問題です。
遺産相続トラブルを未然に防ぐ方法のひとつに「遺言書」を遺しておくことが挙げられます。
特別方式は、死期が迫っている、一般社会から隔離されているなど特別な場合の遺言方式です。
一方、普通方式には「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3つの遺言があります。
では、これらの具体的な違いとメリットはいったいどのようなものでしょうか?
詳しくはこちら(出典:マイ法務)
メディちゃんの「やわらか頭体操」