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いつのまにか大人になってしまいました。

メディ在宅クリニック 院長 髙橋 保正です。

大人になったなぁ、と思う場面が増えてきました。

例えば「ブラックコーヒーが美味しいな」なんて軽くドヤ顔しながら微笑む瞬間。

小さい頃はココアが大好き。

学生時代もコーヒー牛乳ばかり飲んでいました。

研修医の後半になると、「どんなことも自分ひとりで解決していける」と信じていた時もありました。

「自分はどんなことも完璧に行なうことができる」

「なんでも120点で成し遂げることができる」、

そんな思い上がった時期もありました。

「自分ひとりが全力で頑張れば、何人分もの力を発揮することができる。みんなはなんでもっと頑張らないのかな」と大したことも出来ていないのに、自分の能力を過信して。

さらには、「お休みなんて取らなくても大丈夫、大丈夫」と、自分の体力も過信して、24時間365日働き続けていた日々。

地方で勤務していた時も、すべての救急車を自分ひとりで受け入れて対応していました。

腹痛の患者さまのときにはCT検査を指示して、画像を自分で分析、腹膜炎の診断で緊急手術が必要と判断をして、手術室を手配。

患者さまとご家族さまにご説明をして、手術室に入室。

緊急手術では麻酔の先生はいらっしゃらないので、 自分で担当しなくてはいけません。

腰からの麻酔や全身麻酔を行ない、外科の上司の先生を呼んで2人で緊急手術を担当していました。

リスク管理の点から、今考えると綱渡りのようにも感じますが、当時は救命のために無我夢中でした。

研修医を終えて、川崎で勤務を始めた頃、恩師の先生からたくさんのことを学びました。

仲間が大切。

チームが大切。

組織が大切。

お互いを尊重して、役割分担をしっかりして、休める時は休む。

自分が担当の時には、仲間の分もしっかりと頑張る。

そんな大切な教えを学びました。

もちろん、すべてを甘えるのではなく、自分が主治医を担当している患者さまについては、しっかりと責任を持って、休みの日でも全力で対応するように心がけていました。

やがて、自分が手術を行ない、抗がん剤治療を担当させていただいた患者さまが残念なことに再発する場面にも遭遇します。

病状が進行して、痛みが強かったり、食べられなかったりした時に、病院としては長期入院に対応できず、緩和ケア病棟や近隣の病院へ転院をお願いしなくてはいけないことがありました。

医療保険の制度上、入院期間に制限があるために、病院としては早期退院は当然の対応です。

でも、患者さまを途中で手離さなければいけない状況が自分としてはやるせない気持ちでいっぱいでした。

しかしそこは大人にならなければいけません。

「病院経営上は言われた通りにしなければいけないのだ。組織で治療をしているのだから、組織で対応できないのならば、ひとりで突っ走ってはいけない。もっと大人にならなければいけない」と、何度も自分に言い聞かせました。

ブラックコーヒーの美味しさを感じるようになったのは、この頃でした。

「大人にならなくては」「いつまでも子供のままではいけない」と、自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど、もうひとりの自分が主張します。

「なんで大人にならなくちゃいけないの?」

「あれもこれも叶えちゃえばいいじゃない」

「子供のまま、なんでも全力で頑張って、夢に向かって走っていけばいいじゃない」と。

やがてもうひとりの自分の声に従う日が来ました。

在宅緩和ケアクリニックの開業です。

病院でずっと入院することは難しい。

それならばご自宅を病院のように、なんでも治療できる場所に変えてしまおう。

病院の先生たちも、治療の途中で患者さまの手を離すのは、つらいことに違いない。

それなら病院の先生はこれまで通りに病院の主治医として外来で担当していただき、在宅医療としての主治医を私に任せていただこう。

主治医2人制で行こう。

今、メディ在宅クリニックとしてたくさんの患者さまを担当させていただき、いつも心がけていることがあります。

『大人の常識を持ち込まない』ということです。

「介護体制が整わないから、介護ベッドがないから退院できません」

いえいえ。

ヘルパーさんは後からでも大丈夫。

まずは私たちスタッフができることをやっていきます。

介護ベッドがなくてもお布団で様々な治療を始めます。

「お家では積極的な治療はできません」

いえいえ。

お家でも抗がん剤をしたり、ホルモン治療の注射をしたり、抗がん剤の副作用対策の注射や点滴をしたりもできます。

「お家ではがんの痛みを取ることはできません」

いえいえ。

シリンジポンプという器械を準備して、お家でも医療用麻薬を使用して、上手に痛みを緩和していきます。

「お金がないから、在宅医療を受けられません」

いえいえ。

「お金はないよ。病院にも支払いをしていないよ」という患者さまも意外といらっしゃいます。

患者さまが苦しんでいる限り、お金が払える払えないに関わらず、私たちはご自宅に訪問して治療を開始します。

「お支払いは分割払いでも大丈夫です」

「お支払いは無理のない範囲で少しずつで大丈夫です」

とお伝えします。

治療を受けていただくことが最優先です。

「そんなの無理だよ。常識的に考えて判断しなくちゃ」という、そんな大人の常識は、私にはありません。

不可能を可能にする在宅医療。

まだまだ私たちにできることはたくさんあります。

スタッフともども、「患者さまが困っています」とお聞きすれば、何はさておき飛んで行きます。

「えー、今日の訪問開始は無理~」なんて大人の判断はいたしません。

「なになに? どうしたのー? つらかったの? 大丈夫ですよ。私たちがお手伝いしますよ。」って無邪気でお節介な私たちがすぐに対応させていただきます。

今日も私は、「いつのまにか大人になっちゃったなぁ」と、ブラックコーヒーを飲みながら、患者さまの笑顔のためにできることをワクワクしながら考えています。

メディちゃんの4コマまんが



ワンポイントスキルアップ講座


YouTubeチャンネルで複数の管理者を設定する方法

今回はYouTubeチャンネルを社内または仲間内の複数メンバーで共有・管理していく方法をご紹介いたします。

チャンネルに登録したメールアドレス、パスワードを共有しログインする方法もありますが、不審なログインと扱われアカウントがロックされる事がありますので、以下手順に沿って設定してみてください。

【You Tube Studioからメンバーを招待・追加する】
メンバーを招待したいYou Tube Studioにログインし、右上のアイコンから「YouTube Studio」をクリックします。

左にあるメニューから「設定」をクリックします。
クリック後、設定のポップアップ画面が開きますので、「権限」をクリックします。



右上の「招待」をクリックし、「メール」の部分に招待したいメンバーのメールアドレスを入力します。


「アクセス権」では管理権限を以下のいずれかで選択し、メンバーに付与することができます。


メンバーの招待が完了したら右下の「保存」をクリックします。

※本人確認が入ることがありますので、画面に表示された手順に沿って手続きを進めてください。

【招待の承諾とアカウントの切り替え】
招待されたメンバーにYouTubeからメールが届きますので、「招待を承諾」をクリックします。


これでYouTubeチャンネルの運営メンバーとして加わることができました。


※招待された側のメンバーが、共同運営するYouTubeチャンネルとは別に自分のYouTubeチャンネルを持っていない場合は、「招待を承諾」した後に、なるべく本名を避けた「名前」を入力し、「チャンネル作成」をクリックします。

入力が終わり次第、「チャンネル作成」をクリックします。

複数メンバーで管理するアカウントへ切り替える場合は、右上のアイコンをクリックし、「アカウントを切り替える」をクリックします。

メディちゃんの「やわらか頭体操」




クイズ制作 かみふじこうじ
 

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