メディ在宅クリニック院長 髙橋 保正です。
あけましておめでとうございます。
ほんとに1年はあっという間。1年1年がどんどん加速していきます。
そして、毎年毎年楽しいことが増えていきます。
たくさんのドラマが訪問の中で繰り広げられます。
「えー、こんなことある?」
は日常茶飯事です。
在宅の患者さまが点滴しながら、飛行機で旅行に行くのも問題なく対応できます。
もちろんどんなことにも緊急対応できるように、私たちの道具や心の準備は万端にしておきます。
先日も空港からのSOS。
「点滴のポンプのアラームが鳴っています」
どんなに丁寧に準備をしても、色々なことは起こります。
もちろん全てが想定内。
患者さま、ご家族さま、空港スタッフが待つ空港へ緊急出動。出発ロビーに往診車を横付けし患者さまのもとへ走ります。
点滴とポンプを確認してアラーム解除。気泡によるアラームでした。
あと10分での出発に間に合いました。
みんなでニコニコ。「行ってらっしゃーい」と笑顔でお見送りしながら往診車に飛び乗り次の目的地へ。
毎日がドラマの連続です。
私がこうして緊急出動したり、新しい患者さまを迅速にお引き受けしたり、皆さまへのお手紙を作成したり、メディ通信の文章を執筆したり、私のやりたいことを形にできるのは、メディ在宅クリニックの仲間たちと介護事業所の皆さま、病院の皆さまのお力添えのおかげさまです。
以前、私はなんでもかんでも自分でやらないと気が済まない性格でした。
今は自分より優れている方に専門分野をどんどん任せていくことができています。
私がやるべきことはただひたすら患者さまに向き合うこと。
24時間自分の全てを患者さまにささげること。それだけです。
私にはたっぷり時間があります。余裕があると人は笑顔になれます。
余裕がないと人は笑顔を失います。
私たち医療者、介護者に必要なのは余裕です。余裕なく走り回っている先生や看護師さんに患者さまは遠慮して言いたいことが言えません。
どんなに忙しくても、どんなに予定が詰まっていても、心だけは余裕でいっぱいにしましょう。
あなたの余裕が患者さまを笑顔にするのです。
患者さまの前ではゆったりどっしりとしましょうね。
それが患者さまのしあわせにつながりますからね。
ぜひとも余裕の一年にいたしましょう。
本年もよろしくお願いいたします!
病院医師・看護師・連携室職員のみなさまからよくある質問にお答えします。
患者さまは延命治療を希望されていません。モルヒネも拒否されています。
ご自宅でどのような対応が可能でしょうか?在宅緩和ケアはお願いできますか?
対応可能です。
たくさんいただくご相談です。
延命治療を希望されない患者さま。モルヒネを拒否される患者さま。
その方の心の中には延命治療に対してどのような映像が映し出されているのでしょうか。
何か大きな心の傷をお持ちかもしれない。
落ち着いてゆったりとお気持ちをお聞かせいただくことから、在宅緩和ケアの役割はスタートします。
延命治療と一概に言っても、点滴を拒否、胃ろうを拒否、栄養のカテーテル挿入を拒否、抗がん剤を拒否、心臓マッサージ、人工呼吸を拒否など様々です。
モルヒネを拒否されたとしても、「苦しいのはないようにしてください。
でもモルヒネは命を短くするんでしょ?」 と誤解をされていることもたくさんあります。
モルヒネをはじめ医療用麻薬は、生活の質を高めて、笑顔を増やします。
元気な方が麻薬を悪用すると、幻覚をみたり、犯罪になりますが、ご病気で痛みがある方がモルヒネを適切に調整すると、笑顔の時間が増えて、旅行にも行けるくらい、身体のつらさが取れるのです。
緩和ケアは患者さまの心のキズを癒しながら、前向きに今できることを見つけていく医療です。
食事がとれなくて脱水で苦しまれている時に、適切な量の点滴を行なうことは延命治療ではありません。
苦しい時間を延ばすのが延命治療。楽しい笑顔の時間を増やすのが緩和ケア。
そういうことです。
楽しい笑顔の時間を延ばすことは延命治療ではありません。
緩和ケアは決して無理な延命治療ではないことを患者さまにお伝えくださいませ。
ひとつひとつ患者さまのご希望を叶えていくために私たちは今日も患者さまのもとに向かいます。
どうぞ安心して私たちにお任せくださいませ。
メディちゃんの4コマまんが
ワンポイントスキルアップ講座
「Excelで文字列をつなげる方法」
セルにそれぞれ入力されている別々の文字をつなぐことができます。
今回は文字列を「&」でつなげる方法や関数を使用した方法をご紹介いたします。
【&を使用して文字列をつなげる】
まずは「&」でつなげる方法をご紹介いたします。
セルA1に「今日の天気は」、セルA2に「晴れです。」と入力してある場合、セルA4に「=A1&A2」と入力すると、「今日の天気は晴れです。」と表示されます。
直接文字列をつなげる場合
2つの文字列を直接つなげる場合は、文字列を「””」で囲みます。
セルA3に入力されている数式は「=”今日の天気は”&”晴れです。”」となります。
間を空けてつなげる
文字列は「&」でいくつでもつなげることが可能です。
つないだ文字と文字の間をあけたい場合は「& ” ”」のように、スペースを””で囲みつなげます。
セルE2に入力した数式は「= ”〒” & A2 & ” “ & B2 & C2 & D2」となります。
【関数を使用して文字列をつなげる】
次は関数を使用して文字列をつなげる方法です。
多くの文字列をつなげるときには、&を入力するよりも簡単で手間が省けます。
つなげた文字を表示させたいセルE2をクリックした後に、「fx」をクリックします。
関数の分類は「文字列操作」、関数名は「CONCAT」を選択で「OK」をクリックします。
入力画面が出ますので、以下の通り入力していきます。
テキスト1は「”〒”」を入力し、テキスト2はセルA2、テキスト3は「 ” ” 」を入力(※スペースを””で囲む)テキスト4はセルB2、テキスト5はセルC2をクリックしていきます。
テキスト5以降も入力したいので、右側にある▼の矢印をクリックしてテキスト6以降を表示させます。
テキスト6はセルD2をクリックで入力後、「OK」をクリックします。
セルE2に住所がつながった状態で表示されました。
(〒・郵便番号・スペース・都道府県・市区町村・番地等)
入力された数式があるセルE2をクリック後、下方向へコピーして入力は完了です。
メディちゃんの「やわらか頭体操」