メディ在宅クリニック 院長 髙橋 保正です。
今、日本でコロナ患者数が減っている中でも医療従事者の緊張感は続きます。
新たな脅威がいつ始まるのか、それは誰にも分かりません。
自由な空気が日本中に溢れる中、医療従事者はまた来るであろうコロナ患者数増加の瞬間に向けて、頭の中でシミュレーションを続けています。
年末年始、たくさんの人々が街に繰り出します。
楽しいイベントも少しずつ開催されてきています。みんな心がウキウキ。
おじいちゃん、おばあちゃんが大好きな子供たちも、パパ、ママが入院していて寂しい思いをしている子供たちも、みんなお正月を一緒に迎えたいと思っています。
そんな皆さまの夢を叶えたい。
日々の往診の中で心がけていること。
それはお一人おひとりの夢を叶えていくこと。
高カロリー輸液とモルヒネの持続注射をしながらディズニーランドに旅行に行かれたママがいます。
寝たきりでベッドのまま娘さまの結婚式に参加されたパパがいます。
病院では怒りん坊だったけど、自宅に帰ってお孫さんたちに囲まれてニコニコになったおじいちゃんがいます。
腸閉塞です、絶対食べちゃダメ、24時間点滴が必要と言われて退院してきて、点滴しながら、おうどんやケーキをお孫さんたちと食べたり、自由に過ごせるようになったおばあちゃんがいます。
クリスマスやお正月は、夢が叶う魔法のシーズンです。
がんの患者さまには時間が限られています。
一刻も早い退院を実現させるために私たちはいつも準備万端でスタンバイしています。
お電話があれば直ちに私たちが病院に駆けつけて、患者さまに会いに伺います。
コロナウイルスの影響で退院前に病院でお会いできない時にも、直接お会いできなくても、「今から退院させます」の突然のお電話にも、退院後迅速にご自宅に私たちが駆けつけます。
どんなチューブが入っていても、どんなに点滴が繋がっていても、輸血が必要な患者さまも大丈夫です。
すべてに対応できる知識と技術で当院スタッフが24時間体制で御支援いたします。
病院の先生、看護師さま、連携室の皆さまも、どんなタイミングでも患者さまを退院させてくださって大丈夫です。
患者さまの限られた時間をご希望の場所で過ごしていただけるように、みんなで応援して差し上げましょう。
「不可能を可能にする在宅医療」をこれからも実現させてまいります。
病院の皆さま、介護スタッフの皆さま、私たち在宅医療のスタッフみんなで、患者さまの夢を叶える魔法使いになりませんか?
本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
病院医師・看護師・連携室職員のみなさまからよくある質問にお答えします。
年末年始をお家で過ごしたい、がんの患者さまがいます。どうすれば良いですか?
この季節に一番多くいただくご相談です。
年末年始外泊させたい、でも何かあったらどうしよう。
患者さま、ご家族さまは不安がいっぱいです。
私たちの強みは医師、看護師、看護助手が24時間対応で患者さま、ご家族さまの不安を解決していけることです。
病院の主治医の先生とご相談しながら年末年始も病院と同等の治療をご自宅で行なっていくことが可能です。
ただし医療保険上、同じ期間に入院治療と在宅医療の併用はできません。
つまり外泊期間には在宅医療はお手伝いができないのです。
従いまして年末年始は一旦退院としていただき、ご自宅で在宅医療を担当させていただきます。
ご希望があれば再入院。自信がつけばそのままご自宅で訪問診療、訪問看護で患者さまを支えてまいります。
がんの患者さまには時間が限られています。
少しでも早くお家に戻って、ご家族さまと共にステキな年末年始を過ごしていただきたいですものね。
病院の先生方、看護師さまも安心してお休みできますように私たちがお手伝いをさせていただきます。
メディ在宅クリニックは年末年始も通常営業です。
年末年始に当直の先生方、休みのない看護師さま、連携室の皆さまもお困りの時にはいつでもご連絡をくださいませ。
「ちょっと電話してみようかな」 なんて、お気軽にご相談くださいませ。
責任を持って大切な患者さまを私たちが担当させていただきますからね。
メディちゃんの4コマまんが
ワンポイントスキルアップ講座
数式をコピー&ペーストしたときに計算式がくずれないようにする方法
Excelには、計算式のセルをコピーすることで、貼付け先のセルに計算式を反映してくれるセル参照機能があります。
このセル参照には「相対参照」「絶対参照」「複合参照」と3通りあります。
「相対参照」・・・貼付け先のセルに合わせて行と列が変化する参照方法
「絶対参照」・・・貼付け先のセルにかかわらず、行・列ともに固定して参照する方法。
「複合参照」・・・行と列の一方を変化、他方を固定にする複合型の参照方法。
ここでは「複合参照」を使って、売上シミュレーション表を作る方法をご紹介います。
【手順1】 D5のセルに計算式を入れる
D5のセルに「= C5* D4」という計算式を入れます。
このままですと、D5のセルを他のセルにコピペしたときに、売価×販売数の数値にはなりません。相対参照の計算式のためです。
【手順2】 D5のセルを複合参照の計算式に変える
売価の列と販売数の行を固定した状態の計算式を他のセルに反映するためにD5のセルの計算式を「= $C5*D$4」と変化させます。
$C5・・・Cの列を固定。売価の列は絶対参照で行は相対参照。
D$4・・・4の行を固定。販売数の行は絶対参照で列は相対参照。
D5のセル内の計算式「C5」の部分にカーソルをあてて、キーボードの「F4」キーを3回押して、「C$5」に変化させます。
なお、「F4」キーを押すごとに次のように変化します。
「C5」 → 1回目「$C$5」 → 2回目「C$5」 → 3回目「$C5」 → 4回目「C5」
同様に、セル内の計算式「D4」の部分にカーソルをあてて、キーボードの「F4」キーを2回押して「D$4」に変化させます。
【手順3】 D5のセルをコピーして、D5からF7までの範囲に張り付け
下記のように正しい数値が表示されます。
メディちゃんの「やわらか頭体操」