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メディ在宅クリニック 院長 髙橋保正です。

受験シーズンですね。
頑張っている学生さんたちを見ると、心がギュッとなると同時に、「頑張れ!!」って声をかけたくなってしまいます。

自分の学生時代を振り返ると、つらかったという記憶はありません。それよりも、自分との闘いに勝つ喜びの方が大きかったように思います。友人たちも皆同じ方向に向かって頑張っていたから、「一人ではない」という心強さもありました。

がんの患者様も決して一人にしてはいけません。
では、「自分は一人ではないんだ」と患者様に思っていただけるには、どうしたら良いのでしょうか?

まずは、患者様とお友達になること。心の距離を近づけるために、自分たちに出来る事は何でもどんどんやって差し上げること。お節介でもいいから、「こうした方がいい。」という道筋を見せて安心をプレゼントすることです。

在宅医療をご存じない方は、まだまだたくさんいらっしゃいます。
一人でも多くの患者様に、「自分は一人ではないんだ」と感じていただける連携をこれからもよろしくお願い申し上げます。


病院医師・看護師・連携室職員のみなさまからよくある質問にお答えします。
お家で「がんの痛み」がひどくなったら、患者様はどうすれば良いのでしょうか?
先生はそのたびにお家に行って痛み止めのお注射をしてくださるのですか?

「がんの痛み」を抑える方法はたくさんあります。
まず、飲むタイプの痛み止めです。痛み、または痛みの予感があったときに予防的に飲んでいただくと、激しい痛みになる前に抑えることができます。

定期的に飲むことが難しい場合には、シールタイプの痛み止めもあります。
とても小さいシールですが、お薬が皮膚から血管内に吸収され、飲み薬やお注射と同じ効果が得られます。

こういったお薬でも痛みが取れない場合には、注射のお薬を使います。注射のお薬は肩のあたりに細いチューブを留置し、自動点滴装置により24時間365日継続することができます。ご自分で押せるボタンがありますので、ご不安な時にお気軽に痛み止めを使うことができます。

もちろん必要な際には、私たちメディ在宅クリニックのスタッフがお家に飛んでいきます。
繰り返しお家に私たちが伺うことで、どのような痛み止めが今必要かを見極めて迅速に対応いたします。
私たちがいつもそばにいることをお伝えすることも、患者さまの身体と心の痛みを緩和することにつながると考えております。

ワンポイント食事学
「ストレス対策にはビタミンCがおすすめ!」

ストレスには精神的なものだけでなく、過労、睡眠不足、暑さ寒さなど、身体的なものもあります。 
そんな時、ストレスに対抗する栄養素であるビタミンCを多めに摂ると、ストレスによる症状が少し軽くなることがあります。

ストレスが生じると、抗ストレスホルモンがストレスに対抗しますが、この抗ストレスホルモンの生成にはビタミンCが欠かせないからです。

また、ビタミンCは免疫活動の主力である白血球の働きを強化し、ウイルスを攻撃していきます。
このため、免疫力が弱っている時に風邪を引きやすくなるなどのトラブル(風邪は体にとっては大きなストレス)からも体を守ってくれるのです。

ビタミンCはコラーゲンの生成に必須の栄養素なのですが、コラーゲンは細胞同士を強力にくっつける接着剤の働きや、血管、皮膚、粘膜、骨を強くする働きをします。そうすることによりウイルスが侵入しにくくなり、同時に抗がん作用も発揮するのです。

では、そんなビタミンCを多く含む食品には何があるでしょう?また、より良い摂取の仕方はどのようなものでしょう? 

詳しくはこちら

知らないと大変!身近な法律豆知識

子供がいないから遺産相続は簡単…というのは思い込みかも?

Aさんが夫を亡くしました。49日が過ぎたころ、義理の姉とその息子がやって来て、「遺産を相続する権利が自分たちにもある」と言いました。

Aさん夫婦の間に子どもはおらず、夫の父母は数年前に亡くなっています。遺言書は見つかっていません。
民法では相続人の順位は以下のように決められています。

【相続人の順位】
〇第1順位:子(直系卑族)(子が死亡している場合は、孫や曾孫に代襲相続される)
〇第2順位:父母(直系尊属)(第1順位の人がいない場合のみ相続人となる)
〇第3順位:兄弟姉妹(第1・第2順位の人がいない場合のみ相続人になる。)
〇配偶者:夫または妻(配偶者は、つねに相続人になる)※法律上の婚姻関係にある者

では、Aさんの場合はどうなるのでしょうか?
詳しくはこちら(出典:マイ法務)

メディちゃんの「やわらか頭体操」

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