悪いやつと戦いましょう。
ご一緒に。
メディ在宅クリニック 院長 髙橋 保正です。
共通の敵は人々の絆を深めます。
悪い例が、いじめです。
みんなで一人のワル者を仕立て上げ、一致団結して成敗する。
ワル者扱いされた人の気持ちなんて関係ありません。
共通の敵を攻撃するのですから、充実感すらあります。
コロナについても本当に悪いのはコロナウイルス。
それなのに目に見えない敵と戦うことができないから、色々な人々をワル者に見立てて、みんなで攻撃する。
いじめと何も変わりません。
本当に戦うべきものは何なのか、見極めなくてはいけません。
私ががんの患者さまやご家族さまとお話するとき、気になることがあります。
例えば、だるさや痛み、食欲のなさなど、体調不良の原因が病気であるにも関わらず、攻撃の対象は抗がん剤や痛み止め。
「これは薬の副作用ですよね」「調子が悪いのでお薬をやめていただけませんか」
という、ご本人さま、ご家族さまからの発言。
この誤解はどのように解くのが良いのでしょう。
とても難しいですが、解決策はあります。
人は目に見えない敵を、敵だとは感じません。
人は目に見えるワル者を見つけようとします。
ですから私は、患者さまにお話をするとき、敵を目に見える形にします。
CT検査結果やエコー検査結果、内視鏡でがんの映っているお写真を、ご本人さま、ご家族さまとともに見つめながら、こういいます。
「これが悪いやつですね」
場合によっては、映像を高く掲げながら、「これがあなたの命を奪おうとしている悪い犯人です」と、みんなの目に焼き付けて、心にも焼き付けます。
そして一緒に考えます。
私たちの共通の敵はがんであること。
この病気がどのような症状を出しているのか。
医療スタッフ、介護スタッフが協力しながら、抗がん剤や痛み止めなどの武器を使って、どうやってがんが暴れないように抑え込んでいくのか。
病気を手なづけるために、抗がん剤や痛み止めは大切な味方であること。
私たちはどんな時にも絶対に手を離さずに、患者さま、ご家族さまを守ることをお約束すること。
あらゆる言葉を尽くして、イメージを作り上げていただき、安心感をプレゼントさせていただきます。
それでも伝わらない時にも、何度も何度も諦めずに、繰り返しお伝えします。
患者さまはいつも不安です。
誰かを責めたり、時にはご自身を責めたり。
そんな時、私たち医療者に出来ることは、明確なイメージを心の中に作り上げて差し上げること。
どのように病気に向き合えば良いのかのヒントを差し上げること。
私たちが全力でご支援していくことを約束すること。
それが大事。
不安でいっぱいの世の中。
戦う相手をしっかりと見つめながら、少しでもみんなが笑顔に戻れるように、医療者・介護者は力を合わせて乗り越えていきましょうね。
病院医師・看護師・連携室職員のみなさまからよくある質問にお答えします。
今すぐに退院したい患者さまがいらっしゃいます。
点滴もしています。身体にチューブも入っています。ベッドなどの準備は何もできていません。
退院は難しいですよね。
大丈夫です。
今からの退院、問題ございません。
様々な事情で、お家に戻りたい患者さまはたくさんいらっしゃいます。
ワンちゃんに会いたい、お酒を飲みたい、タバコを吸いたい、孫に会いたい、一人になりたい。
あらゆるご希望にお応えするのが在宅医療です。
たくさんのチューブが身体に入った状態でも、点滴を24時間継続している状況でも当日退院が可能です。
あらゆる道具や器械類を準備して、ご自宅での治療を担当させていただきます。
「今日帰りたい」
そんな患者さまがいらっしゃいましたら、お気軽にお電話をしてみてくださいませ。
きっとお役に立てますからね。
「不可能を可能にする在宅医療」
私たちメディ在宅クリニックの合い言葉です。
メディちゃんの4コマまんが
ワンポイントスキルアップ講座
ショートカットキーについて その2(エクセル編)
前回に引き続きキーボード操作です。
頻繁に使う操作はぜひショートカットキーを使うようにしましょう。
「マウスを使ったほうが早い」という声が聞こえてきそうですが、慣れると圧倒的にマウス操作よりショートカットキー操作のほうが早いですよ。
職場で仕事が早い人のキーボード操作を観察してみましょう。
ほとんどの人がショートカットを多用していることでしょう。
はじめて使うショートカットキーの操作は、3回くらい連続で使ってみると覚えていくのでお試しください。
時間は有限です。
基本的なショートカットキーはぜひマスターしましょう。
今回はExcelで使うショートカットキーを列挙しますね。
(「Ctrl+C」という表示は、キーボードのCtrlキーを押しながらCを押すという意味です。)
メディちゃんの「やわらか頭体操」