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在宅医療よくある質問

【Q and Aコーナー】(患者様・ご家族様へ)
質問1:在宅医療が増えている理由は?
質問2:病院医療と在宅医療の併用は可能ですか?
質問3:在宅医療の準備について教えてください。
質問4:往診の先生や看護師さんにお家にきてもらうといくらかかるの?
質問5:病院の先生に「非常に具合が悪く、お家に帰れる状態ではありません。」と言われたので不安です。
質問6:がんの痛みはどのように消すのですか?
質問7:最期の瞬間はわかりますか?
質問8:最期の時にはどうすればよいですか?
質問9:お看取りはどのようにおこなわれますか?

質問1: 在宅医療が増えている理由は?

高齢化や医療の進歩にともない、たくさんの方が病気を持ちながらも
長生き出来る時代になりました。

しかしながら入院期間も長期化し、そのために病院で亡くなる方も増加しています。

今の日本では80%の方が病院で亡くなっています。

一方でご自宅でご家族と御一緒に残された時間を過ごしたいとご希望される患者様、
ご家族も増加しております。

在宅医療をご希望される方々のために、医療者も応えていきたいと考えております。

国の政策としては、少子高齢化にともなう医療費の高騰が問題となっております。

在宅医療は入院医療よりも医療費を抑えられるという一面もあり、
今後も国として推進していく計画となっています。

質問2: 病院医療と在宅医療の併用は可能ですか?

がんなどの病気に対して病院で積極的に抗がん剤などの治療をおこなっている患者様が、
たくさんいらっしゃいます。

ご本人、ご家族としても、いつ患者様の具合が悪くなるかわからない状況で
2週間から3週間ちかく通院の間隔が空いてしまうのがご不安と存じます。

お家で過ごしてみて、ご自宅でお過ごしになるのに不安な場合、
病院医療を受けながら、在宅医療をお受けになることは可能です。

特に、がんの患者様は今は元気に歩いてお食事ができていても、
数週間の間に体力が低下し、急激に具合が悪くなり、歩行も出来なくなる可能性があります。

その際には、往診が中心になり、しかも毎日のように往診が必要になる場合があります。

従って、早期からがんの患者様やご家族様といつでもご連絡がとれる関係であることが
在宅医療の重要な役割であると考えております。

在宅医との信頼関係を早期に深めておくためにも、出来るだけ早い段階から
ご連絡をいただけたらと思っています。

迷った時はすぐに当クリニックへご連絡ください。

質問3: 在宅医療の準備について教えてください。

在宅主治医を選ぶこと、介護保険の準備をすること、医療費などの不安を解決しておくことです。

病院の地域連携室にはソーシャルワーカー(MSW)がいて、相談にのってくれます。

入院あるいは通院されている病院のソーシャルワーカーさんにまずはご相談してみてください。

介護保険の準備も大切です。

市町村役場の介護保険課に患者様あるいは代理の方に行っていただき、
介護保険について尋ねてみましょう。

病院主治医あるいは往診の主治医をお伝えくださると、スムースに準備が進んでいくと思います。

介護保険の申請が終われば、ケアマネージャーの選出に入ります。

医師は医療のマネージャー、ケアマネージャーは介護のマネージャーです。

ケアマネージャーは、主治医に連絡をとってくれて、自宅に近い、評判の良い方を選ばれると
良いと思います。

病院からの突然の退院を指示されたときも慌てる必要はありません。

ケアマネージャーを見つけて、急いで介護用ベッドを手配してもらったりすることも
状況により可能です。

介護保険の認定には通常1ヶ月程度必要ですが、認定が確実であると予想されるときは
見込みの段階で介護ベッドを使用できますので、ケアマネージャーさんにご相談くださいませ。

最近はケアマネージャ−、ソーシャルワーカー、訪問看護師、往診医など、
在宅医療を支えるメンバーが退院前に病院に集合し打ち合わせをおこなうことが多くなっています。これを退院時カンファランスと呼んでいます。

ここで初めてすべてのメンバーが集まりますので、疑問や不安を解決しておくための大切な場となります。

質問4: 往診の先生や看護師さんにお家にきてもらうといくらかかるの?

診察はすべて医療保険でおこないます。

一般診療と同じく、医療費の1~3割が自己負担額となります。

3割負担では、1ヶ月間在宅緩和ケアを受けた場合の自己負担金額は
約15万円+院外薬局への支払いとなります。

一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分(院外薬局への支払いを含む)が払い戻されます。

個人差はありますが、実際の医療費の負担は1ヶ月あたり8万円程度ですむことが多いでしょう。

保険外にかかるものは医師や看護師の訪問の際の交通費の支払いがございます。

ホスピスに入院すると1日あたり約40,000円の医療費および保険の効かない個室料金が
1日5,000円から40,000円かかります。

質問5: 病院の先生に「非常に具合が悪く、お家に帰れる状態ではありません。」
と言われたので不安です。

がんが進行してくると、痛みがでてきたり、呼吸状態が不安定になることがございます。

また腸閉塞気味になって、鼻から胃の中へ管が入ったり、点滴をしたりなど、
周りからみるととても退院できる状態ではないと判断される場合がございます。

でも実際には、在宅医療で不可能なことはありません。

「大切な方とお家で一緒に過ごしたい。」
そう思ったら病院の先生にご希望をおっしゃってください。

地域連携室や医療相談室のソーシャルワーカーさんにご相談くださいませ。

往診の先生とケアマネージャーさんを紹介していただき、
介護保険など出来る準備を迅速におこない、自宅へ退院しましょう。

質問6: がんの痛みはどのように消すのですか?

がんの痛みは様々な方法で抑えることが可能です。

例えば、いつでも医療スタッフが駆けつけてくれるという安心感でも和らげることができます。

また特殊なお薬ではなく通常の頭痛薬のような痛み止めで痛みが緩和されることも多くあります。

それでも痛みが抑えられないときには医療用の麻薬を使用します。

麻薬と言っても医療用に適正に調合されたお薬ですので、安全性に問題はありません。

幻覚をみたり中毒になったり廃人になることもありません。

例えば、病院内でも手術後の患者様には医療用の麻薬を使用し早期退院が可能となっています。

同様に、がんの痛みで悩んでいる患者様にも適正な医療用麻薬の使用により笑顔で幸せな日々を
過ごすことが可能となるのです。

自宅でも、飲み薬や貼り薬、座薬や点滴などあらゆる方法で麻薬の使用が可能です。

痛みが強いときには、臨時で何回でも使用できる緊急対処用麻薬がありますので
ご安心くださいませ。

質問7: 最期の瞬間はわかりますか?

残されている時間が少なくなると次のような変化が現れます。

1. 眠っている時間が長くなりお声がけなどで目を開けます。
2. お食事の量が減り痩せが目立ちます。
3. 時々夢の世界のことをお話されます。
4. 時々大きな声を出されたり怒っているような状況もみられます。
5. 便失禁や尿失禁がみられます。
6. 咳き込んだり痰が多くなる場合があります。

このような状況でもご本人は徐々に苦しみが消えていきますので
ご心配される必要はございません。

さらに病状が進行すると次のような症状がみられます。

1. お声がけしてもほとんど動きがなくなります。
2. 大きな呼吸のあとしばらく呼吸が止まり、また呼吸を大きくして、
   ということを繰り返します。
3. あごを上下させる呼吸、いわゆる下顎呼吸となります。

ご家族がみるととても苦しそうに見えますが、
ご本人は苦しみは感じていらっしゃいませんので、慌てる必要はございません。

4. まもなく呼吸が停止し心臓も停止します。

心臓の停止は脈の確認で可能ですが呼吸が停止したことを往診医にご連絡いただければ、
心停止の確認にうかがいます。

ご自宅でのお看取りは静かな環境で穏やかにおこなわれていきます。

救急車を呼んだり慌てる必要はないのです。

呼吸が止まってご本人が安らかに休まれていることを御確認いただき往診医にご連絡をください。

往診医がご訪問し死亡確認をおこない、死亡診断書を発行します。

その後、葬儀屋さんにご連絡をしていただければ、葬儀屋さんによりお身体を綺麗にしていただきます。すべては穏やかにおこなわれていきます。

質問8:最期の時にはどうすればよいですか?

病院では医師が最期の瞬間に立ち会い、お亡くなりになったことの御確認をさせていただきます。

一方、在宅医療ではお家の方が患者様の呼吸が止まっていることを御確認いただいたのちに、
往診医へご連絡をいただきます。

ご連絡をいただいた医師がお家にご訪問し死亡診断書を作成いたします。

呼吸が停止していてもご本人は安らかに休まれていらっしゃるので慌てる必要はありません。

またご自宅で亡くなることに全く問題はございませんのでご心配なさらないようにしてください。

24時間365日往診医は連絡がとれる体制にあります。

最期の瞬間に直ちに医師がかけつけることが理想ではありますが、
緊急往診で他の患者様のお家に訪問中で直ちに駆けつけられない場合もございます。

そのような場合、呼吸が停止して数時間が経過しても問題になることはございませんので
ご安心くださいませ。

患者様が呼吸停止後も、ご家族と朝まで御一緒に過ごされたとしても
法律上は問題ございませんのでご安心くださいませ。

質問9:お看取りはどのようにおこなわれますか?

お家でお亡くなりになった場合、ご連絡をいただいた医師がご訪問し
死亡診断書を作成いたします。

その後、お亡くなりになった後のお身体を綺麗にする対応は
訪問看護師さんや葬儀屋さんがおこないます。

患者様は安らかに休まれていらっしゃいますので、慌てる必要はございません。
すべては静かに穏やかにおこなわれていきます。

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